5年目の、秋。
わたしがSnowManを好きになってからちょうど1年後に始まった、日生で過ごす秋。
振り返るといろんな思い出があって、彼らにとってもすごく大きな5年間だったのだろうけれど、わたしにとっても大きな、忘れられない5年間になりました。
5年目の今年は、1幕の終わりにキャストの皆さんからのお手紙がありました。
2020年にデビューを控えた彼らからの、決意だったり目標だったり、そして過去の悩みだったり現在の気持ちだったり、そんなものを聞くことができました。
わたしが入った公演は、深澤くんの1回目と佐久間くんの2回目。
今のわたしにとって、1番聞きたかった2人の言葉でした。
お手紙については、レポでは全容を把握できない、というのがわたしの考えで。記憶は完璧じゃないから。一言抜けていただけで、1文字抜けていただけで、捉え方が変わることなんてざらにあるのが文章だから。だから、自分の耳で聞いたこと以外は、レポ全てをそのまま受け取ることはやめようと思っていたけれど。
でも、それぞれのお手紙の内容が、それぞれを刺激しあっていたのかな。レポを読むだけでも湧き出てくる感情が沢山あって。
ああ、今のこの気持ちを文章に残しておかないと絶対後悔する、そう思ったのでまたブログを書くことにしました。
わたしは、ある程度の時間をかけて、9人のSnowManを肯定できるようになった人間です。
最初は、肯定できなかった。
どうしても、6人が良かった。
わからなかったんだ、3人が加入した意味が。
でも、彼らが選んだ道を、佐久間くんが進んだ道を、頭ごなしに否定するのは嫌だった。彼を数年応援してきた人間として、彼が選んだ道を、わたしも認めたいって気持ちはどこかにあったんだと思う。
でも、心が付いて行かなかった。
だけどなんだろうなぁ、元々キスマイ担をしていた人間で、デビューの時の彼らの変わり方とファンの変わり方に着いていけなくなって、もう2度と繰り返したくないと思うほど、苦しくて辛い思いをした期間を味わってきた人間だから。
それで、結局キスマイを離れた人間だから。
だからなのかなぁ。
SnowManはまだ離れたくないと思った。ここで離れちゃいけないと思った。
だから、心は付いて行けなかったけど、いつかその背中に追いつきたいって気持ちは、あった。
いつだったかな、3月横アリ前のブログあたりかな、そこでもそんなようなことを書いた。
横アリ単独公演からだった、後ろを向いていた気持ちが、少しずつ前を向けるように、前を向きたいと思えるようになったのは。
「離れたくないと思った」って書いたばかりだけれど、本気で離れようと考えた時期もあった。
言葉では、文章では、言い表せないくらい、わたしの気持ちにはたくさんの山と谷があった。
SnowManを見ても、好きだって気持ちが、前向きな気持ちが全然出てこなくて、今年が最後の春になるのかなぁってぼんやりと考えていた時期もあった。
言葉って面白いもので、心の底から思っているかはわからないことでも、自分から発すれば、ある程度は自分の気持ちになる。そんな気がしている。
何事も負のループって、結局原因は自分なんだと思う。
マイナスの発言が、マイナスの気持ちが、マイナスの結果を引き寄せてるんだと、わたしは思う。
だから、どうしても彼らのことを傷つけてしまう人間になった時は、潔く離れるしか方法はないと思っていた。そう思ってはいたけれど、それを選ばなくていい未来が来ることを、たぶん自分の中でも願っていた部分は少なからずあったのかな。
上手く言葉にできない時もたくさんあったけれど、それでも、自分なりの解釈で、気持ちを言葉にすることで整理してきた。その言葉は、なるべくネガティブなものは使わないようにしていた、つもり。
わたしは、強い人間じゃないから。
佐久間くんみたいに、「全部の人に好かれるのは無理だから、嫌いな人が離れていくのは仕方ない」って、そういう風に考えられるようになりたいと思ったりもしたけれど、完全にはなれなかった。
結局わたしは、
彼らのためにオタクやってるんじゃなくて
自分のためにオタクやってる人間だから。
保身に走っちゃうんだろうなぁ。
だから、気持ちを整理するためなのか、誰に向けているかわからない言い訳を並べるためなのか、今まで色々な区切りでブログを書いてきました。
1月19日
増員が発表された2日後
3月17日
増員発表から2ヶ月後
4月15日
少年たち舞台挨拶最終日
8月20日
サマパラ前半と8/8が終わった後
正直、全ブログ全文本音かって言われたら、頷けない部分も確かにある。読み手の方々が受け取る感情を優先して言葉を選んだ部分も確かにある。けれど、それらの部分も自分の気持ちに嘘をついていたわけではなくて。
今そのブログたちを改めて読み返してみると、佐久間くんの2月4日のブログの
「確かに受け入れるのが難しい人も居ると思う、でも、時間がかかってもいいから、俺らSnowManについてきて欲しい」
という言葉も、深澤くんや宮舘くんの
「人生」
という単語も、あぁ彼らはわたしたちの心の中を見透かしたような言葉を発してくれているな、って思って。
4月15日の4本目のブログで、ようやく前向きな言葉を書けるようになりました。
横アリでのたくさんの感情を持った上で、少年たちのアンコール上映で最後の6人仕事を終えたあの日。
6人のSnowManにサヨナラを告げたあの日。
自分の中での 覚悟 みたいなものができたのかなぁ。
あとは、何度振り返っても、5月5日の深澤くんの言葉を直接聞けたことが大きかった。
9人のSnowManを支えられるファンにならなきゃいけないって、そう、思った。
SnowManの力になれるファンになりたいって、そう、思った。
同じ言葉を聞いても、同じ文章を読んでも、受取手によってその捉え方は変わる。それは、その人その人の中にある考え方の基礎が違うから。
伝わらない、とモヤモヤするのも
そうじゃないんだよ、とイライラするのも
仕方ないんだよなぁ。
だって、ブログも雑誌もステージからの言葉も、すべて一方通行だから。議論ができないから。
何度も言葉のキャッチボールをして、ようやく理解してもらえるのが気持ちってものなんだなぁって、2019年、ものすごく実感してる。
とても難しい、そして、とても奥深い。
Jr.として活動しているメンバーは、先輩のバックについてそのファンの人たちに覚えてもらったり興味持ってもらったり、ほかのJr.担の人たちにこっちの沼にはまってもらったり、そういう風にしてファンを増やしていくのが主流だと思っていて。
だから、ジャニーズの事情だとか、過去の話だとか、そういうところにも割と目を向けてくれる人たちが対象だと思うんだけれど。
でも、世間に出たら、状況が違う。
SnowManは増員して、そして、デビューが決まった。
けれど、世間の人たちからしたら、もともと6人グループだったとか、多分どうでもよくて、そんなことには興味はなくて、今の9人がSnowManの全て、になるんじゃないかな、と思っていて。
だからわたしは、9人のSnowManを応援できるようになりたかった。
9人になったSnowManはデビューできると思っていたから、その時が来て世間の人たちにSnowManを紹介するとき、ステマするとき、9人それぞれの魅力をちゃんと伝えられる人間になりたかった。
SnowManが9人になって良かったと心から思えるのは、彼らがずっと言葉にしてきた夢を叶えた時なんだろうな。
3月の、3本目のブログで書いた言葉。
わたしは今でも、6人と9人とどっちがいいか選んでいいよって言われたら、迷わず6人を選ぶ人間です。
けれど、6人で現状維持と9人でCDデビューどっちか選んでって言われたら、後者を選ぶから。
前者を選びたいと思っていた時期もあるけれど、9人のSnowManを見て、彼らの言葉を聞いて、たくさん悩んでパンクしそうになるくらい考えて、後者を選べるようになったから。
4月の、4本目のブログで書いた言葉。
今、わたし、9人のSnowManが大好きだよ。
全力で走ってもがいて苦しみながらも走り続けて。
ただ真っ直ぐに前だけを見つめて、たまには横を走らせてくれてるわたしたちのことも確認してくれながら、道幅いっっぱいに広がってたくさんの人を巻き込んでいきながら、どんどん大きくなっていってるSnowManが、今、本当に大好き。
8月の、5本目のブログで書いた言葉。
ブログを書くと毎回、9人のSnowManをまだ肯定することができていない方々から、たくさんの気持ちを届けていただいていました。
でも、8月、デビューが決まった時に、わたしは9人のSnowManを肯定する文章を書くようになった。
わたしのブログを読んで、みなさんがどのような感情を抱いているのか、その全貌をわたしは把握することができません。けれど、「みんなが前を向いている中でまだ6人の話をしている人がいることに安心しました」と送ってくれていたあの方は、「同じ気持ちの人がいることに救われました」と送ってくれていたあの方は、今どんな気持ちを抱えているのだろうと、考えることはあります。考えることはあるけれど…
掌を返したわけではない。
裏切ったわけでもない。
ただ単純に、少しずつ気持ちが変わっていった、それだけです。
誰かのための、わたしの気持ちではないから。わたしのための、わたしの気持ちだから。
時々、自分のアカウントの意味を考えたりします。
まとめだったり写真だったり、そういうのを流してるからだとは思うけれど、フォローしてくださってる方がたくさんいて。ブログを読んでくださる方もたくさんいて。
過去、ブログを読んだ方から「このブログのお陰で自分の気持ちを整理することができました」という言葉をいただけたことも何度かあって。
自分の言葉で誰かの気持ちを左右してしまうのって、とても怖いことだし恐れ多いことだと、それは今でも思っているけれど。だけど、読んでくれる人が1人でもいる限り、その人の気持ちを、マイナスなほうには連れて行きたくないなぁと思っていて。
彼らを好きでいる人の心を、揺らしてしまうことはしたくないなぁと思っていて。
結局自分中心の考えにはなってしまうから、自分がマイナスの方向に向かってしまっている時は、そんなことできないのだけれど。
自分の意思で、自分の気持ちを動かし続けられる人間になりたい。
まぁ単純に、脳が心を支配していた方が、自分が楽なことが痛いほどわかったから、っていうのはあるのだけれど。
いろんなことがあって、悩み過ぎた結果心が脳を支配するようになってしまった時期があって、わたしの性格もあるんだろうけれど、それがとても苦しくてとても辛くて。
だから、こういう風になりたい、そのためには、こんな気持ちでいる必要がある、ってそんな風に考えてる自分がいて。
でもたぶんあの時期は、あの1番辛かった時期は、自分がどんな自分になりたいのかがわかっていなかったから、だから脳よりも心が勝っちゃってたんだろうなぁ。
ふと気を抜いてしまうと一気に、今見えている彼らの背中が離れてしまう気がするくらい、たぶん、わたしたちはものすごく勢いの激しい流れの中にいる。
雑誌もちゃんと読みたい
気持ちも整理しておきたい
1人でも多くの人がSnowManに興味持ってくれるようなことがしたい
激流の中で舵が取れなくなった人の手助けが少しでも出来るようになりたい
他の人には、自分ができる範囲で無理をしない範囲で、できることをできる時に、やりたいと思った時にやればいいんだよ、だなんて声をかけるくせに。
自分自身が流れについていけてないことに、やりたいと思っているのにできていないことが多いことに、できてないことばかりに目がいってしまう。
「好き」の気持ちだけを前面に出したい。
「苦手」だと思う部分が見える時もあるけれど、よほどのことがない限りそこは表に出したくない。
だって、彼らが好きだから。
SnowManが好きで、夢を叶えて欲しくて、応援してるから。
常に120%エンジン全開で居られるわけではなくて、
80%の時だって、20%の時だって、
ブレーキをかけて止まってしまう時だって、
別の道走ってみたくなる時だって、ある。
それを自分自身で否定したり押さえ込んだりしようとは思っていなくて、ただ、ちゃんとコントロールしたいなと、そう思っている。
彼らにとってマイナスになるかもしれない言葉を発するくらいなら、何も言わない方がいい。そう、わたしは思っているから。
気持ちはその人だけのものだから、間違いも正解もない。
でも、心が暴走しちゃう時は、一度冷静になれる環境に身を置いた方がいい。
わたしは、そう学びました。
わたしが、一番最初に9人のSnowManをしっかりと見ることができるようになったのは、1ヶ月くらいの間、彼らから距離を置いて心を落ち着かせる時間を作った後のことです。
後ろ向きな感情を持ったままに9人を見ていても、もっと後ろ向きにしかならないから、それならいっそ6人からも9人からも離れてしまって、別の場所に行ってみようって思った。
わたしだって常に120%エンジン全開でいられるわけじゃない。
SnowManを!世間の人たちに!!より知名度を!!
引っ張って欲しいと思ってる人の手綱を!全力で引っ張る!!
そんな気持ちでものすごく頑張る時もあるけれど、いつもそうだというわけではなくて。わたしも人間だから、心の浮き沈みや気持ちの上がり下がりはあるわけで。
わたしだって時には、誰か手綱引っ張って…ってなる時だってあるわけで。
だから、誰かの手綱を引っ張りたいと、引っ張っても良いよと思える人自体が増えたら良いなぁと、そんな風に思っています。
デビューするその時、彼らがどんな色になっているのかはわからない。
何を武器にして世間の中に溶け込んでいくのか、それはその時になってみないと、そしてそれからの彼らを見ないとわからない。
アクロバットなのか、仲の良さなのか、さまざまな個性なのか、そのどれでもないのか。
でも、彼らが作る道がどんな道であったとしても、
幅は狭いけれど頂上までものすごいスピードで作り上げる道でも
幅は広いからこそ作るのに時間がかかる道でも
その道すがらに煌びやかな装飾品を飾っていたって
真っ直ぐな道ではなくてあちこちに分かれ道や行き止まりがある道だって
そのどれであったとしても、わたしはその道を辿っていきたいと、そう思っています。
彼らが人生を賭けて進んだ道。
たくさんのことを我慢して、たくさんのことを犠牲にして、開けることができた扉。
今までずっと隠してきたその部分を少しだけさらけ出してくれたのが、Jr.として恐らく最後になるであろう、全員で立つ舞台、少年たち To be! のお手紙でした。
だからこそ、わたしも覚悟を持って応援したい。Jr.時代から好きでいたファンの1人として、デビューした後の彼らを、荒波に揉まれるだろう彼らを、支えられるファンになりたい。
彼らと同じ方向を、景色を、同じ輝度の、同じ色の目で見ていきたい。
この人たちがファンで良かったと、彼らにそう思ってもらえるファンになりたい。
少年たちという舞台を経て、あれからちょうど10ヶ月が経った今日という日におもうこと。